芸術的な恐怖を体験できるお化け屋敷
石川県金沢市の印刷会社ダイトクコーポレーションが、金沢美術工芸大学とコラボレーションしてつくりだしたお化け屋敷が「血の糸」です。
この「血の糸」は遊園地などにつくられたお化け屋敷とは違い、会社の会議室を改装したもので、社長の趣味から生まれた企画です。
しかし、趣味の部屋とはいえその出来栄えはとてもクオリティが高く、美しくもおどろおどろしい廃病院にしあがっています。
この「血の糸」は、印刷通販サイトの「プリントダップ」に登録した人であれば、入場無料で入れます。
会員登録で発行されるIDが1人分につき4人まで予約ができます。
ただし、1回の定員は2名で、完全予約制です。
開催日は週に1度の予定ですが、状況により変更されることもあります。
会議室につくられたお化け屋敷だと、それほど怖くないのではないかと思う人もいるでしょうが、金沢美術工芸大学の学生たちが作品を制作するためにかける情熱は並大抵のものではありません。
そして、恐怖を高めてくれるのが五感です、当然ながら視覚は展示されているものを見ながら進むので必要な感覚です。
それ以外には触覚に訴えるために季節に関わらず室内の温度を下げています。
そして聴覚では骨伝導ヘッドフォンにより、臨場感のある音が耳に入ってきます。
嗅覚は廃病院を感じさせる香りをつかい、味覚はちょっと変化球で恐怖のカレーを帰りに用意しています。
恐怖のカレーとは何かというと、心霊マニアが監修したカレーでパッケージが怖いけどとても美味しいのでご当地B級グルメとして人気の品です。
怖いものが好きな人ならば、五感で恐怖を感じるために予約を入れてみることをおすすめします。